洞杉から学ぶこと
2013/08/28 Wed / Category 未分類
先日、魚津市の片貝県定公園に自生する天然スギ『洞杉(どうすぎ)』を見て来ました。
魚津市在住の友人に『屋久島に自生する縄文杉のようなスギの巨木が魚津市にも生育している。』と聞き、存在を知り興味を持ち、見に行くことを決めました。
場所は片貝川の源流の南又谷にあり、車の乗入れ可能な場所からおよそ2.5キロ、スギの巨木群までは散策路(林道)を歩きます。
散策路の脇を急流で知られる片貝川が流れており、迫力満点でした。
大自然をからだ全体で感じながら歩くこと約1時間。
ついに洞杉が見えてきました。
想像以上の迫力で圧倒的な存在感でした。
幹の内部が空洞になっているものが多いことから洞杉と呼ばれています。そのため年輪が確認できず、明確な樹齢が判断できないのですが、推定樹齢は千年以上とされています。また、この周辺には100本以上の洞杉が群生しています。
山の厳しい環境下で空に向かって生きる木の姿を見て、生命力や勇ましさを感じると同時に感動しました。
『環境破壊』『大気汚染』『異常気象』などといったマイナスの用語を耳にする昨今ですが、『自然保護』や『エコ』といった意識が社会で浸透しつつあるのも事実です。洞杉の巨木群のように様々な好条件が重なり、自然界が生み出した素晴らしい景観は我々が守り、後世に残していかなければならないと思いました。